神経可塑性とは

2022.08.05

こんにちは。はり師の矢澤です。

暑い日が続きますね。

セ氏25度以上を夏日。30度以上を真夏日。35度以上を猛暑日。40度以上を酷暑日というらしいですよ。ほぼ酷暑に近い日ですね。ヨーロッパはもっと大変なことになっているとか…くれぐれもお体にはご自愛ください。

さて、今日は神経可塑性(しんけいかそせい)についてです。脳梗塞患者さんの中には自身の病気に対してとても勉強されている方がいて、「神経可塑性を信じてがんばる」と口にされる方もいます。この神経可塑性とは脳梗塞患者さんの体が良くなっていく過程で脳神経におこる現象で、科学的根拠となります。簡単にいうと、中枢神経系は損傷した部分はもとに戻らないが、新しいルートが作られる事で動作ができるようになります。

脳からの中枢神経が、脳梗塞や脳出血で一度壊れてしまうと、その後は再生しないとされています。(実際は海馬などの一部で再生することがわかっていますが、再生は機能回復には寄与していません)運動などの機能回復に関係しているのは脳神経の可塑性です。

今回はその詳しいメカニズムではなく、「可塑性」という言葉について言及します。

なぜこんなことを疑問に思ったかというと。神経可塑性とは新しいルートができる事と説明されますが、可塑性意味を調べてみると、個体に外力を加えて変形させて、力を取り去ってももとに戻らない性質と記載されています。要は形を変えたら元に戻らないという意味です。この意味と新しいルートができるが頭で全然リンクせず、もやもやとしていました。※中学歴A型の男性だけが沼にはまりそうな考えですね汗

答えは簡単

可塑性の反対語は弾性です。弾性は個体に外力を加えて形を変えるとそれがもとに戻ろうとする性質です。

脳梗塞患者さんの場合、運動療法を反復的に繰り返すことによって、神経系の可塑的な変化が起こります。今まで反応していなかったところに神経の流れができるという変化です。一度神経可塑性が起きると、運動をやめてもその機能が保持され、神経系の変化が維持しているという事です。

神経可塑性のほとんどは、シナプス伝達の効率変化となっています。シナプスとは神経細胞と神経細胞をつないでいる部分になります。ここでの伝達物質のやり取りがあるため、情報が伝わっていきます。

先文を言い換えると、新しいシナプスの伝達回路が出来上がり、それが持続されることを神経可塑性とい呼びます。

これが、脳梗塞患者さんの体がリハビリによって良くなる科学的根拠です。これは、発症から6か月以上たっていても、動かしたことのないところを動かしたり、動かしたことのない動きを行う事で作られるといわれています。だから、発症何年でも良くなることは可能なのです。

明日からも、神経可塑性を作り上げるために、たくさんリハビリやりましょう♪