腰痛の種類とその原因!3つの腰痛の特徴を紹介

2021.09.17

こんにちは。

作業療法士の山下です。

今回は日常生活でもよく起きる腰痛についてのお話をしていきたいと思います。

「腰が痛いんだけどなんで痛くなったのかわからない」

「腰の痛みの原因ってどんなものがあるか知りたい」

そんな方は今回の記事を読んで頂くと悩みの解決のヒントになるかと思います。

腰痛と聞くと様々な原因が浮かぶ方も中にはいらっしゃるかと思います。

腰痛になるとテレビや雑誌で紹介されているようなストレッチや筋トレを行なって対処している方も多いでしょう。

テレビなどで紹介されているような方法は腰痛をひとまとめのものとしていることが多いためその方法が的確に合っているかどうかは判断が難しいことがほとんどです。

腰痛だけではなく膝や肩の痛みも同じなのですが、腰でもどの組織が痛みを出しているかによって対処法が変わってきます。

腰痛には例えば下記のようなものがあります。

・筋筋膜性腰痛

・椎間関節症

・腰椎椎間板ヘルニア

・腰部脊柱管狭窄症

・腰椎変性すべり症

・腰椎分離症・分離すべり症

・側弯症

・脊髄腫瘍

・転移性脊椎腫瘍

ざっと挙げてみてもこれだけの種類の腰痛の原因があります。

これだけの種類の腰痛があるにもかかわらず、とりあえずストレッチをしておいたら治るということはないというのがわかると思います。

もちろんご自身の腰痛とストレッチがバッチリ噛み合うこともあります。

腰部脊柱管狭窄症では腰痛にならない

タイトルや文章の中でもあたかも腰部脊柱管狭窄症が腰痛の原因の一つだというように書いているのですが、実は腰部脊柱管狭窄症では腰は痛くなりません。

腰部脊柱管狭窄症が原因で痛くなるのは臀部(お尻)や下肢(脚)です。

じゃあなんで腰部脊柱管狭窄症て診断されてて腰が痛いのはなんで?という方も中にはいるでしょう。

それは単純に別の原因で痛みが出ていると考えた方が良いかと思います。

例えば、筋筋膜性腰痛です。

筋筋膜性腰痛に関しては次で詳しくお話します。

腰部脊柱管狭窄症では腰に痛みが出ないとなんで言えるの?と疑問に思われた方もいらっしゃるかと思います。

今では倫理的に難しい実験なのですが、腰の様々な組織に針を刺してどの部位に痛みを感じるかというのを調べた実験があります。

腰部脊柱管狭窄症は脊柱管と言われる神経が通っているトンネルが狭くなることによって、神経を圧迫し様々な症状が起こるという病気の一つです。

この実験では腰部の神経(馬尾神経や神経根)に針で刺激を与えても、腰には痛みが出ることはなく、臀部や下肢に痛みが出ました。

という結果からも腰部脊柱管狭窄症では腰痛は出ないということがわかります。

筋筋膜性腰痛の見分け方

筋筋膜性腰痛は簡単に言えば筋肉や筋膜が原因で腰痛を引き起こしているという状態です。

筋肉や筋膜は使いすぎや損傷などを原因に痛みを引き起こします。

それが腰で起きているのが筋筋膜性腰痛になります。

この腰痛の特徴としては前かがみになるような動作で痛みが再現されやすいです。

これは前かがみになると特に腸肋筋という筋肉が働くことによって痛みが出てきます。

腸肋筋は特に普段から腰椎(腰部分)が曲がっている人は硬くなったり、張ってきやすいです。

腰が普段から曲がったような姿勢でいる人は多裂筋という腰を伸ばす時に重要な筋肉を鍛えてあげると効果的です。

例えば四つ這いになって、片手と反対側の脚を伸ばしてキープします。

そうすることによって多裂筋など体幹を支えてくれるコアマッスルが鍛えることができます。

それって椎間関節症かも!?

椎間関節症というのはあまり馴染みがない方も多いかと思いますが、臨床上では少なくありません。

筋筋膜性腰痛でも多裂筋は重要な筋肉だと述べましたが、椎間関節症でも多裂筋は重要な筋肉です。

多裂筋という筋肉が機能しなくなることによって、関節がうまく動かなくなり、脂肪組織や関節包を挟み込んで痛みを出してしまうことがあるからです。

これが椎間関節症による痛みのメカニズムです。

筋筋膜性腰痛では主に腰を曲げた時に痛みが生じやすいですが、椎間関節症では体幹を伸ばしたり、ひねったりすることによって痛みが出やすいのが特徴です。

また、筋筋膜性腰痛ではどちらかといえば重い痛みですが、椎間関節症では鋭い痛みを訴える方が多いです。

おわりに

今回は腰部脊柱管狭窄症では腰痛は起きないということ、腰痛の原因には筋筋膜性腰痛、椎間関節症など様々な原因があるということをお話してきました。

痛みの原因を知ることは痛みを良くするための近道です。

まずは自分の痛みの原因の特徴をよく知ることでどういった対処をすればいいかがわかります。

今回の記事が腰痛で悩んでいる方にとって役に立てば幸いです。