自律神経について

2022.05.10

こんにちは!鍼灸師の矢澤です。

季節の変わり目など原因不明の体調不良や、やる気のなさが出てくる時がありませんか?

気持ちの持ちようではなく、それは自律神経が乱れている事が原因かもしれません。

自律神経とは末梢神経に分類され、内臓系や代謝など付随的な機能を制御する神経です。

交感神経と副交感神経の二つの神経からなり、一つの臓器に対して二つの神経がつく二重支配をしています。(汗腺や立毛筋などの例外はある)。実際に神経線維として存在しており、各臓器に対して枝を伸ばしています。

どのように機能しているか血圧調整を例にとって説明するとこうなります。

血圧が低くなった時

急な血圧低下が起こると頸動脈洞と大動脈弓にある圧受容器が「血圧が低すぎる」と感知します。すると、迷走神経、舌咽神経を介して血圧が低いと延髄へ指令を出します。延髄はそれを受け取ると交感神経を介して、拍出量や心拍数を促進させます。

血圧が高くなった時

逆に血圧上昇が起きると同じルートで「血圧が高い」と感知します。迷走神経、舌咽神経を介して延髄へ指令を出し、延髄からのびる迷走神経(副交感神経)が拍出量、心拍数を抑制させます。

なぜ自律神経は乱れるのか

 本来、交感神経と副交感神経はお互いが命令を出し合い、絶妙なバランスを保っています。

しかし、現代社会の生活スタイルの中には、肉体的に、精神的に、社会的に様々なストレスが降りかかっています。そういったストレスに対して交感神経を働かせることで抵抗しています。交感神経過剰社会とも言えることができます。

冒頭でお伝えしたように、ターゲットとなる器官は交感神経副交感神経の二重支配をうけているので、そのバランスがおかしくなると不調の原因となります。常に交感神経を使っている状態の中で、ふと副交感神経を使おうと思っていても普段使っていないのでうまく機能しません。興奮したものを落ち着かせようとしても機能できず、交感神経優位の状態が更に続きます。

私はストレスを感じないと思っている人でも、夜の寝つきが悪い、寒がり、最近であれば、花粉症の症状がひどいなど、自律神経の乱れが原因で起きている人は意外と多いかもしれません。

夜間に喘息の症状がひどくなる人

喘息持ちの方、またはそうでなくても、夜寝る時や、寝ている深夜に咳が出て止まらなくなる症状があります。座ったり、立ったりすると咳は落ち着きますが、再び横になると出始めます。これにも自律神経、特に副交感神経の働きが大きく関係してきます。

様々な器官は、自律神経の二重支配を受けています。たとえば

心臓であれば心拍数を、交感神経は上げる、副交感神経は下げる。

目であれば瞳孔を、交感神経は広げる、副交感神経は狭くする。

血管であれば、交感神経は収縮、副交感神経は緩む。

咳と関連する気管に関しては、交感神経は広がる、副交感神経は狭くなる。

睡眠の際は、体をリラックスさせる必要があるので、副交感神経が優位となります。すると気管支は収縮するので通り道が狭くなります。その結果咳が出てしまうのです。

自律神経を調整する

自律神経調整法はいろいろなものがありますが、まずは乱れた生活習慣の改善とストレス環境からの脱出があげられます。

・早寝早起き日を浴びる。

・散歩やウォーキングなどの有酸素運動で体を適度に動かす。

・食習慣や食べるものの見直し。

・趣味の時間を作る

食べ物のコツとしては、リラックスホルモンであるセロトニンの代謝に必要なトリプトファンを多く含む食材をとることです。必須アミノ酸であるトリプトファンは体内では生成しづらいので食べ物からとる必要があります。たんぱく質を多く含む食材に含有量が多く、肉類魚類乳製品などです。アーモンドやピーナッツ、ピスタチオなどのナッツ類は脂肪を下げるオレイン酸も含みトリプトファンも多いので優秀な食材と言えます。

ナッツ類