ウォーキングについて ①

2021.08.30

こんにちわ。鍼灸師の矢澤です。

脳梗塞患者さんに限らず、中高齢以上になってくると、「毎日しっかり動いてください」「運動してくださいね」と言われることが多いと思います。なぜ運動しなければいけないのかを簡単に説明しますと、将来人誰もが年を重ねて、いつかは死にます。その死に方が重要になります。晩年は病床が多くなり、いろいろな管をつけて亡くなるのか、家で家族にみられながら老衰で亡くなっていくのか。極端に書きましたが、後者が良いと思う方が多いのでないでしょうか。前者になってしまう要因として、メタボリックシンドローム、ロコモティブシンドロームがあげられます。これらは現代病です。それが原因で大病を患い、寝たきりになるという事が少なくありません。遺伝性でない限りそれを予防する事が可能です。それが運動なのです。だから運動してください。という事になります。

道具もいらず場所も制限されず手軽にできる運動と言えばウォーキングが連想されます。

ではウォーキングについて少し詳しく説明していきましょう。

1日1万歩の真実

歩くことを始めると、一番先に目標として思い浮かぶのが「1日1万歩」。当然のごとく出てくる数字ですがこれに根拠はあるのでしょうか?

厚生労働省が提案する健康日本21に1日1万歩の根拠が示されていましたが、あまり納得のいくものではありませんでした。これは、アメリカの研究がベースとなっており、1週間の身体消費カロリーは2000キロカロリーがベストであるという研究結果に基づいています。

1日の消費カロリーに換算すると300キロカロリー。これは1万歩分の運動に相当するという事です。だいぶ端折ってしまいましたが、消費カロリーをベースにしているので、歩き方やペースに関しては言及されていません。だらだら1万歩歩いても、きびきび1万歩歩いても1万という数字にこだわればよいのか?になってしまいます。

1万歩歩こうと思えば40歳手前の筆者でも1時間30分はかかってしまいます。

そのような時間を平日に捻出することはなかなか難しい。

もっと効率の良い歩き方はないのでしょうか?

インターバル速歩の登場

ここに目を付けたのが信州大学大学院スポーツ医科学分野の能勢先生です。今から20年以上も前の事です。長野県は、当時平均寿命が長く、医療費が低いという特殊な状態をしていました。(これは今でも変わっていませんが)男性の平均寿命はいつも全国平均1,2位をうろうろしています。ちなみに滋賀県といつも争っています。

女性は全国平均5位以内にいます。いわゆる「ピンピンコロリ」が長野県の高齢者の代名詞となっていました。こういった、健康意識の高い県だからこういった研究ができたのだと思います。そして、先の30年を見越して、国民の健康寿命を増加させ医療費の削減を図る!
という大義名分のもと大規模な研究が始まりました。

そして生まれたのが、インターバル速歩です。

ではどんな歩き方なのか?気になってきましたか?そちらは次回お伝えします。