振り出しをしやすい!「Kneemo(ニーモ)」試してみました

2023.02.19
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新しい歩行補助具「Kneemo」

このブログを見ることで、Kneemoの特徴と適応がわかります。
実際に使用してみての感想や、応用方法などの記載もしてありますので最後まで見逃さないようにしてくださいね。

※このブログは株式会社松本義肢製作所さんのHPを引用して作成しております。

株式会社松本義肢製作所HPはこちらから

「Kneemo」とは

Kneemoとは星城大学リハビリテーション学部、太田進教授と株式会社松本義肢製作所さんと共動開発された「歩行補助具」になります。

片麻痺の方の歩行サポートはもちろん。

変形性膝関節症などの方にも使用することができ、入院初期から利用することで早期離床を促し、身体の改善をサポートします。

「Kneemo」の特徴

Kneemoはゴムチューブを動力源として膝関節の屈曲や伸展動作の両方をサポートできる歩行補助具です。

ゴムチューブは4種類の強度設定があり、訓練の経過や使用者の身体能力に合わせてセラピストが適切な強さに設定することができます。

サポートタイプの
変更

ゴムチューブの装着位置によって得られるサポートが変化します。

屈曲サポート

屈曲サポートは支柱の後方へ設置することで得られます。

・足の引っ掛かり防止
・麻痺足で支えた際の膝の急激な伸び防止
・足の振り出しをサポート

伸展サポート

伸展サポートは支柱の前方へ設置することで得られます。

・麻痺側の足をついた時の膝折れ軽減
・麻痺側で支えた時の膝折れ軽減
・長い装具から短い装具への移行練習

屈曲、伸展サポート

屈曲、伸展サポートは支柱の前後へ設置することで得られます。

・膝関節の安定性向上
・歩行自立している方の歩行速度、
 距離の向上
・長い装具から短い装具への移行練習
(伸展サポートのみより振り出しやすい)

「Kneemo」
が適応の方

・足の振り出しがしにくい方
・歩行の際に足が1本の丸太のように
 なってしまう方
・膝折れしてしまう方
・反張膝(はんちょうひざ)に
 なってしまう方
・麻痺側へ体重をかけるのが怖い方
・変形性膝関節症の方

など、多くの方が適応です。

しかし、ニーブレースや長下肢装具のような足の広範囲を包み、金属支柱で支えているものよりは支持性は落ちてしまいます。

応用的な使い方

次は応用的な使い方をお伝えします。
変形性膝関節症などでO脚になっている方などは、前後のゴムチューブの強弱を左右で強弱をつけることで負担を減らすこともできます。
組み合わせなどは理学療法士などの専門家に診てもらいながら調整を行いましょう。

実際に使ってみて

松浦が実際に使ってみました!

第一印象は「支持性がとても良い」

しっかりと膝関節を包み込んでくれて安心感が違います。
そして、屈曲サポートを使用した際には膝が曲がるのをアシストしてくれるので、足が振り出しやすいと感じました。
しかし、直接股関節や足関節をアシストしてくれるわけではないので、力が入らず脱力してしまう方には装具と一緒に使用することがおすすめです。

最後に

今回デモとして(株)松本義肢製作所さんにご提供いただきました。
3月6日(月)の朝まで置いてありますので、このブログを見て「是非試したい!」と思った方は下記のお問い合わせフォームから体験予約をしてみてください。
「Kneemo」を使ってみたい。
でも構いませんので、ご連絡をお待ちしております!

また、既存の利用者様の中でも使用してみたい方がいらっしゃいましたら、お気軽にお声掛けください。

※大好評につきご予約がお取りできない日もございます。
ご予約はお早めに!

この記事を書いた人

松浦 一将 理学療法士

JBITA公認 成人片麻痺基礎講習前講習1、2修了

大学卒業後、回復期リハビリ病院へ入職。主に脳梗塞・脳出血の患者様のリハビリを担当。同病院で訪問リハビリも経験させて頂き、より患者様の「生活」に近い場所でリハビリに携わってきました。2022年ハート脳梗塞リハビリ・ラボへ入職。「麻痺をよくしたい」という方はもちろん、前職の経験も活かし、目標に向けた最適な自主トレや運動方法のご提案、情報提供も行っています。 皆様の何気ない「笑顔」を大切に、目標を達成して共に成長できるよう全力でサポートさせて頂きます。

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