「ハート脳梗塞リハビリ・ラボ」とは
ハート脳梗塞リハビリ・ラボは、脳血管障害による運動麻痺、手足の麻痺、高次脳機能障害にお悩みの方々に対して、世界保健機関(WHO)に認められた鍼灸を中心にしたアプローチを取り入れた、新しいリハビリサービスを提供する施設です。
後遺症によって介護の必要が生じてくる方は年々増加しています。
ですが病院でのリハビリは、脳血管障害では150日、高次脳機能障害を伴った重篤な脳血管障害では180日までと制限されていますが、退院後の後遺症に対する本格的なリハビリサービスはほとんどないのが現状です。
そのせいで退院後も運動麻痺や手足の機能に生じた後遺症に苦しみリハビリを受けることができないまま生活を続けている「リハビリ難民」と言える方々が大勢いらっしゃいます。
そのような問題に向き合うべく開設したのが当施設です。
鍼灸治療をはじめ、リハビリの専門家である理学療法士による施術やデイサービスで実績のある歩行機能トレーニングなど、脳卒中をはじめとした脳血管疾患がもたらす後遺症からの運動麻痺、手足の運動機能の改善のために開発されたリハビリメニューを提供いたします。
車椅子や杖を使わなくても自分の足でしっかりと歩けるように。
ご利用者様が負担なく生活を快適に過ごせるように、諦めていた趣味を再び楽しめるように。
脳梗塞の後遺症に苦しむ全ての方がまた笑顔で過ごせるより良い未来のために全力で邁進してまいりたいと考えております。
当施設のリハビリ
当施設の回復リハビリの特長
東洋医学と西洋医学を融合した医療を創造し揚棄させることを目指しています。
(揚棄とは、次元の違った医療の意)
① 鍼施術
脳梗塞の鍼施術で世界的に権威がある天津中医学院附属病院と永く提携し、鍼施術を極めた「醒脳開竅法」施術を中心に、全身の気の回復を併せて提供していきます。
鍼施術は神経に併せて走行する動脈血管に刺激を加え、血流を促進し麻痺の回復を促していきます。またそれに併せ脳底動脈に鍼刺激を加え脳の活性化を促します。
また、東洋医学の「気」を促進させる鍼施術を施し、上肢、下肢の運動機能を早期に回復させていきます。
② 理学療法(リハビリ)
脳出血や脳梗塞により傷ついた神経回路は、運動機能の回復を目指す理学療法により新しい神経回路(バイパス)が形成されることが明らかになってきました。
これは脳幹の「網様体」と呼ばれる場所に神経が伸び、運動機能を取り戻そうとするメカニズムが解明され理学療法の必要性が実証されました。
そこで今までの理学療法に加え、パワーリフティング等の筋力強化を併せることで機能回復が更に見込まれますので、筋力の強化を加えた理学療法を提供していきます。
③ 姿勢解析と医療機器(トレーニング)
一度失われた運動機能を回復させる為には、歩く姿勢、動く姿勢を見える化し、運動イメージを取り戻すことで早期に回復することが分かってきました。そこで正常な歩行を理解する姿勢解析と歩行に必要な筋肉強化のリハビリ指導をおこなっていきます。
また体幹バランスを強化する筋力や運動機能を失った筋肉を回復させる為、患部に圧を加えた虚血性のトレーニングを必要に応じて提供していきます。